MEC食で糖質制限にチャレンジしてみたけど効果がうまくでない。そんな方もいらっしゃるかもしれません。
我が家でも、夫婦での実践結果から両親や兄弟へ波及していきましたが、その際に間違えガチだったポイントがあります。効果がうまく出なかった方にとっては、やり方を見直すポイントになると思いますので、ご紹介していきたいと思います。
糖質の抑える意味、ちゃんと理解できていますか
糖質を制限する意味は理解できているでしょうか。MEC食における糖質制限には、大きく3つの意味があります。
1つ目は、中性脂肪を作る材料となる糖質を減らすこと。太る原因を撲滅しましょういうことです。
2つ目は、糖質をメインエネルギーにしていたのを脂肪をエネルギー源とする身体に変えていくこと。いわゆる『ケトン体質』に変えていきます。つまりは、身体についた脂肪を燃やしていきましょうということです。
3つ目は、基礎代謝を上げること。食事から摂らなくなったブドウ糖は体内でアミノ酸(たんぱく質)から生成します。『糖新生』と呼ばれる機能です。このときに、多くのエネルギーを消費するためより痩せやすい体質に変化します。
ぜひ、この3点を覚えておいてください。糖質をなるべく摂らず、たんぱく質をしっかり摂ることがMEC食での糖質制限のキモだと私は考えています。
糖質の減らし方、自己流になっていませんか
血糖値が上がり過ぎない目安は20g/食。
1日の食事3食全体的にご飯の量を減らすということをやっていないでしょうか。
「ご飯をお代りしない」や「半量にする」くらいでは、この20g/食は達成できません。つまり効果が出にくくなります。
それよりは糖質を完全に摂らない食事を1回作る方が効率的です。糖質が不足する時間を確保してはじめて、脂肪の消費量(ケトン体生成)や基礎代謝量(糖新生)の向上が見込めます。
ご飯の量を減らしても、糖質が多くあまるか少しあまるかという状況の変化だけ。糖質が「足りない」状況にすることが大事だと思います。
飲み物の糖質、気にしていますか?
例えば、食事の糖質を減らしても、飲み物や間食での糖質を摂っていたら意味がありません。ジュース類の糖分は想像以上に多く、1本でこの20g/食という数値を軽く超えます。食事改善の努力が水の泡になりかねませんので、ぜひチェックしてみてください。
甘味料、ゼロカロリーの代替糖を使ったジュースもありますが、甘味自体が血糖値を上昇させるという研究結果もあるようです。真実の程は分かりませんが、効果が出ていない場合はゼロカロリー清涼飲料の量削減も考えてみてください。実験気分でトライです。
ちなみに我が家は、水・炭酸水・ブラックコーヒーがメインの飲み物です。
ベース量は守れていますか
MEC食には、肉200g、卵3個、チーズ120gというベース量があります。
野菜中心の食生活や、少食生活を続けてきた場合、たんぱく質が不足が慢性化してしまい、そもそも最低限必要な筋肉が付いていない可能性もあります。
筋肉が増えれば基礎代謝量は上がってより痩せやすい体質になることが見込めますが、しばらくの間は筋肉量の増加による体重増と重なることで、体重の数値には目立った変化が見られない場合もあります。
その場合、体重だけでなく体型変化の写真チェックや腰・脚・腕の太さを計測していくと良いかと思います。筋肉量を計測できる体重計を買ってみるのもいかも。
KK30やっていますか
MEC食の重要なもう一つのポイントはKK30。つまり一口30回噛むということです。
しっかり噛むことで、脳が味覚から栄養確保量を判断、栄養摂取量から満足感を得られるようになります。
これまでの食事における満腹感は、糖質摂取による血糖値の上昇や、胃が満杯になることによる物理的な満足感から来ています。ここを是正することがポイントです。
しっかり噛んでMECを食べていくと、必要な栄養を摂取し終えたときに「もういいや」という感覚の満足感を得られます。実体験上、これは今までの食事の満足感とは異質のもので、この感覚を得られると無駄食いが大幅に減ります。
ぜひ、しっかり噛んで食事の適正量を身体が感じられる感覚を取り戻してください。
まとめ
MEC食は実践が簡単なため、逆にやり方がおざなりになってしまうことがあります。友人や家族などとチェックし合って、原則を自然とキープできる環境が整えられると成功しやすいかと思います。
とはいえ、習慣になってしまえば全く苦にならないのがMECのいいところ。ご紹介したチェックポイントで見直しをして、習慣化していってみてください。
さて、ここにご紹介した内容がカンペキな上で効果が出てない場合、事態はもっと複雑のようです。
最近妻の体重減少効果が止まりつつあり、その原因を探っているところです。キーワードは「インスリン抵抗性」かと思っていて、若い頃に私より砂糖を多く摂っていた食生活に起因した体質の問題かもと思っています。
いくつか実験してみていて、成功したらまたレポートしたいと思います。
では!